クレンジングに洗顔とW洗顔をすることで、肌が急激に荒れて真っ赤になってしまったことがきっかけでクレンジングをやめてみました。
クレンジングの代わりに使うようになったのは純石けん。メイクは石けんで落ちるものだけにしました。
荒れていた肌は1週間ほどですっかりきれいに。今までなら肌荒れが治ったらだんだん普通のメイクに戻り、クレンジングを再開し、、また肌が荒れるという負のループを繰り返していましたが。
もう年齢的に肌に負担をかけることは極力避けたい!肌への負担が大きいクレンジングはやめよう!と決意しました。
この記事では、クレンジングをやめてみて感じた感想やクレンジングをやめるメリット・デメリットなどをまとめます。クレンジングをやめてみようかな?と考えている人の参考になれば嬉しいです。
私がクレンジングをやめた理由|肌への負担を減らしたかった
私がクレンジングをやめた理由は、クレンジングによる肌への負担が大きいからです。
もともと敏感肌で肌が荒れやすく、メイクもスキンケアも肌に優しいものを選ぶようにしていますが、荒れるときはぶわっと荒れてしまうことがあります。
ひどいときはかゆみも出てくるので化粧水を塗ってもヒリヒリ。
肌荒れがひどいときはメイクを極力せずに、保湿も肌に刺激の少ないスキンケアを使うようにすると肌は落ち着いてくるのでじっと回復を待ちます。
回復してしまえば、やっぱり下地塗ってファンデもちゃんと塗ったほうがキレイに見えるよね、としっかりメイクをするようになったり。そうするとクレンジングもまた使うようになり、けっきょくまた肌荒れが起こる、という失敗を今までも繰り返してきていました。
でもふと立ち止まって考えてみました。
30代後半という年齢から考えて、若い頃のような肌を取り戻すのはもう難しい。今以上に肌をキレイにするってもう魔法でしかない。メイクをしてもクレンジングや洗顔でダメージを受けてしまう。
これからは、いかに肌トラブルを起こさないようにするか、肌を守るかが大事なのでは?と気付きました。ばっちりメイクで出かけるような場もないですしね…。
なんとなくメイクして肌にダメージを与えてまでクレンジングしたくないなと思いました。
肌に負担をかけないようにしよう!と決意したのがきっかけ。
クレンジングをやめてみた感想と2ヶ月の経過|ゆる肌断食の始まり
実際にクレンジングをやめてみてすぐの感想は
- 肌荒れが治った
- 肌の調子が良くなった
数日の肌荒れを心配していた夫も肌の回復にすぐ気づいてくれたよ。
クレンジングをやめたことで、もっと肌に負担をかけずにもっと肌をいたわりたい!という思いが強くなり、肌断食に出会うきっかけにもなりました。
実際にやめてからの経過と感想をまとめていきますね。
2週間後の経過・感想|石けん洗顔で充分だった!
- メイクは極力しない
- メイクするときは石けん落ちメイク
- メイク落とし・洗顔は純石けんのみ
- 保湿は化粧水・美容液・クリーム
まず、W洗顔で真っ赤に腫れてしまった状態だったので、極力メイクもスキンケアもせず最小限に抑えることから始めました。
もともと石けん落ちコスメを持っていたので、外出の時は石けんで落ちるメイクのみ、家で過ごす日は極力メイクをしないようにしました。
メイクを落とすときに使ったのは『アレッポからの贈り物』という純石けん。
近所のドラッグストアで買いました^^600円くらい。サイズも大きくてたっぷり使えてコスパ良しです。
石けん洗顔は私の肌には合っていたようで、1週間ほどで荒れていた肌も良くなりました。
肌がヒリヒリ状態のときは軽く化粧水をつけるだけだったのですが、スキンケアしても大丈夫だなと思い始めてからは化粧水、美容液、クリームと今まで通りの保湿に戻りました。
石けん洗顔は久しぶりだったのですが、すっきり洗えて気持ち良いですね^^
実は今まで石けん落ちコスメを使っていても、洗顔料だけだとちゃんと落ちていない気がしてクレンジングを使っていました。
石けんだけでもすっきり落ちるじゃん!とびっくり。クレンジングもして洗顔料まで使ってたらそりゃ洗いすぎになるよな、と。
クレンジング自体が良くないというよりかは洗いすぎが肌に良くなかったなぁ、、というのは強く感じました。
在宅勤務で一日中家にいることも多いのでメイクをしないといけない日はもともと少なくて、メイクをしたい日に使っていたのは石けんで落とせるエトヴォスのメイク。
2週間すると、もう普通のスキンケアもメイクも大丈夫そうかなーという感じでした^^
1ヵ月後の経過・感想|えっスキンケアも良くないの?肌断食との出会い
肌の調子がとても良くなって、顔がなんというかすごくスッキリしたので「これからはもっと肌に負担をかけずにケアしていきたい!」という気持ちが出てきました。
当たり前のように何も考えずにクレンジングして洗顔してたけど、クレンジングって肌に良くなかったんだなぁ……と痛感。
クレンジングではなく石けんで洗ったり、スキンケアをシンプルにする「肌断食」なるものがあることは以前から聞いていたので、あらためてちゃんと本を読んでみることにしました。
- 『肌断食 スキンケア、やめました』著者:平野卿子
- 『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』著者:クリニック宇津木流 院長 宇津木龍一
- 『どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア』著者:かずのすけ
- 『かずのすけ式美肌科学のルール』著者:かずのすけ
- 『美肌図鑑』著者:かずのすけ ほか
肌断食を提唱しているクリニックの院長先生が書いた本と実際にクリニックで肌断食にトライした人の体験記をまず読んだのですが、思った以上にハードでびっくりしました。肌をきれいにしてくれると大半の人が信じている基礎化粧品は実は肌には良くないもので、基本顔は水で洗うだけで良いというもの。
人間の肌にはもともと肌本来の保湿成分「天然保湿因子」があります。どんな化粧品にも叶わないメカニズムである「天然保湿因子」はクレンジングやメイク、スキンケアでどんどん損なわれ、また肌のバリア機能も失われてしまうそうです。
クレンジングをやめて石けん洗顔にしたら十分かな、くらいに思っていたらなんとスキンケアまで良くないとは。しかも基本は水のみで洗顔するのが推奨されていて、、「水洗顔…?!」となりました。
大事なのは洗いすぎで天然保湿因子を根こそぎ奪わずに、肌に肌本来の保湿成分を適度に残すこと。肌の保湿成分が残っていれば基礎化粧品で補う必要もなくなります。
保湿は普通の基礎化粧品ではなく、少量のワセリンのみ。これまで化粧水、美容液、クリームと何層も塗り重ねてきた私はびっくりです。(ときには導入化粧水、パックもプラス……)
でもたしかに、スキンケアのライン商品には同じような成分が含まれているのに、形状の違うものを何度も塗っていくのってどうなんだろう。と初めて疑問に思いました。
肌への摩擦の回数を考えると、肌に塗る回数は少ないほうが良いのは明確ですしね。
とりあえず今使っている基礎化粧品をすべて捨てるのはさすがに抵抗があったので、1種類だけの保湿にしようと決めました。
肌断食は極端な方法にも感じたので、美容化学者であり美容インフルエンサーとして有名なかずのすけさんのオフスキンケアの本も読みました。
かずのすけさんも「洗いすぎ」を見直してもともと持っている肌の力をうまく引き出せば敏感肌でも美肌を目指せる!と考えています。かずのすけさん自身、もともとアトピーなので敏感肌の人がどんな成分のものを選べばよいのかを化学的知見から論理的に説明してくれて分かりやすかったです!
いろんな本を読んで考えた結果、いきなり水洗顔、ワセリンだけの保湿のストイックな肌断食は変化も大きく、肌に合わない可能性もあるかなと思ったので
- メイクは極力しない
- 基本日焼け止めパウダーのみのメイク
- 夜のメイク落としは純石けんのみ
- 朝は水洗顔
- 保湿は1種類のみ
で頑張ってみました!マイペースなゆる肌断食の始まりです。
メイクは単純に石けん落ちメイクでいいかなと考えていたのですが、宇津木流の肌断食では日焼け止めクリームが肌に良くない、日焼けのダメージよりも日焼け止めクリームを塗ることで受けるダメージのほうが深刻だと書かれてあったんですよね。
界面活性剤を多く含むクリームタイプよりも日焼け止めパウダーのほうが負担が小さいし15分以内の外出なら充分だと。
室内にいるときでも毎日日焼け止めだけは欠かさなかった私はまた衝撃を受けたのですがちょっと日焼け止めは見直しました。
かずのすけさんもおすすめしていた、セザンヌのUVシルクカバーパウダー。SPF50で石けんで落ちる。そして1,000円以下と安い。
パウダーで済ませるならSPFは高めがいいですよね。ちょうど冬の時期で紫外線の量は少ないというのもあって、15分以内の外出は本当にこのパウダーを塗るだけで済ませるようになりました。
会社へ行くときは車での通勤が40分ほどで紫外線も気になるので日焼け止めクリーム+パウダーです。
日焼け止めクリームもかずのすけさんがおすすめしていたオルビスのサンスクリーンフリーエンスです。石けんで落ちる&紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤が使われています。紫外線吸収剤は敏感肌には刺激やかゆみの原因になることも多い成分。
今まで日焼け止めクリームを選ぶときに紫外線吸収剤が含まれているかどうかは気にしたことがなかったのですが、含まれていない日焼け止めクリームを使ってみて気付きました。
毎日のことだったから気付かなかったけどたしかに日焼け止めクリームで今までかゆみを感じたり、肌が赤くなったりしていました。
ただ、紫外線散乱剤を使った日焼け止めは白っぽくなりやすくいかにも日焼け止めという感じで使用感は紫外線吸収剤入りのほうが使いやすいかも…。使用感と肌への負担、どちらを取るかですね。
日焼け止めについてはこちらの記事でまとめています。↓
関連記事:肌断食中でも使える!石けんで落ちる日焼け止めクリーム&パウダー|紫外線吸収剤不使用
スキンケアは今はシェルシュールのセラミド美容液とキュレルのクリームを使っています。化粧水は使ったり使わなかったり。シェルシュールはかずのすけさんもおすすめのブランドです^^
詳しいレビューはこちらでまとめています。↓
関連記事:シェルシュールのセラミド美容液モイスチャーマトリックスNSを口コミ
ゆる肌断食をしてみて感じた感想としては、慢性的に気になっていた肌の赤みがスーーっと引いてくれました!
皮膚が薄くて肌の赤みが出やすいのが悩みだったのですが、赤みの原因は日々自分で作っていた可能性がありますね…。
水洗顔じゃさすがに洗い足りないでしょーと思っていたのですが、意外と快適でした。夜の保湿後にべたべたしていた肌がサラッとした肌になったのも大きいかも。美容液やクリームの塗りすぎで朝までべたついていましたからね。
ゆるま湯でさっと洗うだけで問題なしでした^^
肌への摩擦が減ったのもすごく良い感じ。調子良き!
2ヶ月後の経過・感想|肌荒れするときは荒れる!でも確実に良くなった
クレンジングをやめて、日焼け止めやスキンケアを見直しつつゆる肌断食をスタートして2ヶ月。
- 全体的に肌が明るくトーンアップした
- 肌の赤みがひいた
- 毛穴も良くなった…?
と、かなり良くなったように感じました。夫もびっくりしていました。
でも近くで見ると小鼻のまわりの黒ずみや毛穴、おでこのシワや全体的なシミなど気になるところはいっぱいあるんですけどね。ゆる肌断食をすることで、ちゃんと自分の肌に向き合えた気がします!(今までかなり見ないふりをしてきました)
まぁ良くなったとはいえ、生理周期的なものもあって肌荒れをする時期もありました。生理前によくあごに大きなニキビができてどんどん大きくなってしまうのですが、クレンジングをやめてもやっぱりあごニキビはできました。
でもこれまでみたいにニキビがどんどん大きくなることはなく、治るのも早かったです…!!ニキビがあるときにも刺激や余計な油分を与えてしまっていたから悪化していたのかな?と思いました。
肌荒れの原因は外から塗るものだけではなく、食べたものやホルモンのバランス、ストレスなどあるのでやっぱり完全になくすというのは難しいですけどね。ホルモンはどうしようもないですが、腸活はなるべく頑張っています。
あと子どもの七五三の写真撮影などもあって久しぶりにしっかりメイクして、クレンジングで落とす、ということもありました。たまにはクレンジングしてもまぁいいかとも感じたのですが、なんだか肌が気持ち悪い感じでした。
クレンジングをするとやっぱりたくさん保湿しなきゃ、という気持ちにもなりますね。
久しぶりにメイクをすると、やっぱり普通にメイクしたいなーという気持ちもむくむく出てきたり、リバウンドしそうにもなりました!
クレンジングをやめるメリット・デメリット
クレンジングをやめてみて感じたメリット・デメリットをまとめてみました。
私の場合はクレンジングなしの石けん洗顔が肌に合っていたので、効果もすぐに感じたしメリットも大きかったのですが、耐えられない人もいるだろうなぁと思いました。具体的に説明しますね。
デメリット|メイクが好きな人には難しいかも
- できるメイクが限られる
- いきなりやめると肌荒れする場合も
今は石けんで落とせるメイクもたくさん出ているし、純石けんなら洗浄力も強く大体のメイクはちゃんと落ちるので、クレンジングをやめる=メイクができないわけではありません。
ただ、石けんで落ちる系のメイクはカバー力が弱めだったり日中にある程度落ちてしまいやすいなど難点もあります。
仕事の関係上、ばっちりメイクを毎日しないといけない人やしっかりメイクが好きな人にはクレンジングを使わないことは難しいかもしれません。
もともと肌が強い人は毎日のメイクやクレンジングで肌が荒れることはないのでそのままで問題ありません。ただ、肌が敏感で荒れやすいという場合はまず肌への負担がなるべく少ないメイクやクレンジングに変えることから始めてみるのがおすすめです。
肌はもともとみずからきれいになろうとする自己治癒力を持っており、普段使っているクレンジングや洗顔料の洗浄力の強さによって皮膚から出される皮脂の量も調整されています。
今まで強い洗浄力でガシガシ洗い流してきた人が急にクレンジングをやめて洗浄力を弱めると、肌に余分な皮脂が残ってニキビなどの肌トラブルにつながることも多いです。
自分の肌の状態をよく見極めつつ進めなきゃいけないから難しい。
メリット|試してみる価値あり!
- 肌への負担が減る
- お金が節約できる
- 時短になる
- メイクなし・薄めに抵抗がなくなってくる
クレンジングをやめて見て感じた一番のメリットは肌への負担が減ること。
メイクの油を油で落としているわけですからね。油汚れがついた食器を洗剤で洗うのと同じと考えるとクレンジングはやはり肌には良くないですよね。
私はクレンジングに大体月1,000円くらいはかけていたので年間約12,000円の節約になります。洗顔料も月1,000円くらいですが、アレッポの石けんだと年2個くらいで足りそうなので年間1,400円くらいで済みそうです。
クレンジング、洗顔で考えると1年で2万円以上浮きます!!
クレンジングをやめれば肌への摩擦も減るし、時短にもなるしメリットづくしです。
今まですっぴんだと外に出られない、恥ずかしいと思っていたのですが、クレンジングをやめてメイクも薄いのが普通になると抵抗もなくなりました。
肌の赤みもマシになったのでカバーしないといけない肌トラブルも減って、素肌力がついたのも大きいかもしれません^^(慣れもありますが!)
「クレンジングをやめる」ってハードルの高いことのように聞こえますが、一回試してみる価値はあるかと思います。
クレンジングやめてみたまとめ|気になっていた赤みも良くなったしやめてみて良かった
クレンジングをやめてみた感想やメリット・デメリットを紹介しました。
私はもともと化粧も薄めで洗いすぎていたということもあり、クレンジングをやめて石けん洗顔だけにしてみることは効果てきめんでした!気になっていた赤みもさっと引きました。(ただ、肌荒れする時期にはやっぱりまた赤みが出てくることがあります!)
「洗いすぎを防いで肌に残る保湿成分を適度に保つこと」は肌のバリア機能を整えてくれます。
肌のバリア機能が崩れやすい、肌にしみる、ヒリヒリするなどトラブルが起こりやすいという人はぜひまずクレンジングを見直してみてください。
(急にやめるとニキビなどの肌トラブルが出てしまう人もいるので、徐々に洗浄力を落としていくなどやり方には注意です!)
では最後までお読みいただきありがとうございました^^
最後に関連記事や紹介したアイテムなどを載せておきます。
▽肌断食のデメリット▽
▽石けんで落ちる日焼け止め▽
▽石けん落ちメイクETVOS▽
▽セラミド美容液▽
▽本記事で参考にしたおすすめの本▽
▽アレッポの石けん良かったよ▽
▽石けんで落ちる日焼け止めパウダー▽
▽石けんで落ちる日焼け止めクリーム▽
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