肌断食はやめたほうがいい?挫折しそうになった理由とデメリット

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肌断食はやめたほうがいい?
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基本的に水洗顔、メイクを落とすときは純石けんのみ、保湿はワセリンを使う肌断食。

肌断食で肌がきれいになった!楽になった!という人もいますが、肌断食はやめたほうがいいという反対意見もあります。

私も実際に自分のペースでゆるく肌断食を始めて荒れていた肌の調子は良くなりました。でももっとストイックに肌断食をするかどうかは悩みどころ。

正直肌断食は人によってはやめたほうがいいかもと感じるところもあったので、この記事では私が挫折しそうになった理由と肌断食のデメリットをまとめます。

自分には肌断食は合わないかな?やめたほうがいいかな?と悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

関連記事クレンジングやめてみた|肌の赤みはマシになる?石けん洗顔と肌断食の始まり

Contents(タップできる目次)

肌断食はやめたほうがいい?デメリットを踏まえた本音

肌本来の保湿成分を最大限に生かし、最低限のスキンケアで肌をきれいにしようとする肌断食。

時短もできるし、お金もかからなくて楽!と大満足の人も多いのですが、実際に肌断食をしてみて「これは辛いな…」と思ったことも多々あります。

デメリットを踏まえた本音を紹介していきますね。

やり方がハードすぎる

肌断食では洗顔料は使わず、純石けんのみの洗浄で保湿はワセリン少量のみ。

クレンジングはもちろん使用せずにメイクは純石けんのみで落とします。まず石けんで落とせるメイクに変えないといけない。

保湿はワセリンのみなので、今まで化粧水・美容液・クリームなどを使っていた人はしばらく使えなくなります。

普段しっかりメイクしてクレンジングして保湿もしっかり人にとっては、肌断食はかなりハードな方法です。ストイックにもほどがあります。

例えば痩せるために毎日スクワット5,000回しましょう!と言われるようなものです。たしかにスクワットが痩せるための効率的な方法だとはわかりますが、膝や腰が弱くて普段運動を全くしていない人がいきなりスクワット5,000回なんて……できるわけもないし体痛めますよね…。

いきなり始めると肌荒れする人もいる

いきなり肌断食をはじめることで肌荒れをしてしまう人も多いです。

人間の肌は、外界の状況に慣れる性質があり、今まで「石けん」や「ラウレス硫酸ナトリウム」などハイパワーな洗浄剤を使っていた場合は、強い洗浄力に耐えられるように、皮脂をたっぷり出していたはずです。この状況からいきなり洗顔料を使わないようにすると、取り残された皮脂がいろんな悪さをするのです。

つまり洗浄力の落差=「洗浄落差」があまりに大きすぎると、それが仇となって肌荒れを招くことがあるのです。

「どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア」著者かずのすけ P.36

今まで使っていた洗浄剤や肌質によっては、皮脂の量が多くなっている人もいます。皮脂が多い人がいきなり水洗顔に移行してしまうと皮脂が余ってしまってニキビができてしまったり肌荒れを起こすことがあると美容科学者のかずのすけさんも自身の著書で述べています。

急に洗浄力を落とすのではなく、段階的に落とすことが大事。徐々に洗浄力を落としていくことで肌から出る皮脂の量も調整されていきます。

私の場合はもともと洗浄力が弱めの洗顔料やクレンジングを使っていて、たまに洗浄力の強い洗顔料+クレンジングを使うと一気に肌荒れを起こしてしまうという状況でした。なのでクレンジングをやめて石けん洗顔にし、朝は水洗顔のみというやり方は合っていました。

クレンジングをやめてみたときの体験談はこちらの記事で詳しくまとめています。

関連記事クレンジングやめてみた|肌の赤みはマシになる?石けん洗顔と肌断食の始まり

すぐには結果が出ない

肌断食を始めたからといってすぐに結果が出るわけではありません。これまでどれだけ肌にダメージを与えてきたかや肌の強さや質によっても効果を感じられるまでの期間は変わってきます。

「肌断食 スキンケア、やめました」という本の著者平野卿子さんは肌断食を始めて1年してからやっとかさつきが減り、効果を感じられたと書いています。1年の経過の中でひどい乾燥に悩まされたりいろんな紆余曲折があって、よく根気よく続けられたなと本を読んで関心するくらいでした。

私はクレンジングをやめただけでかなり良い変化だったので効果を感じるのは早かったですが、完全な肌断食をするというのはまだ時間がかかりそうです。

YURAGI

かなり長期戦で挑まないとね。

日焼け止めが塗れないことに苦戦する

肌断食で私が一番ネックに感じたのが日焼け止めです。

肌断食では、「日常生活では、日焼け止めはいらない」とされています。日焼け止めが紫外線を防いでくれるのはたしかだけど、肌への負担が大きすぎるからです。

長時間日光を浴びてしまうとき以外はパウダーファンデーションで充分で、日傘や帽子などを活用して15分以内の外出の際は日焼け止めを塗らないのが〇と宇津木先生の本でも書かれていました。

これまで家の中で過ごす日ですら日焼け止めだけは欠かさず塗っていた私にとっては衝撃的でした。

パウダーファンデーションを日焼け止め代わりにするといっても、パウダーならSPFが高いものでないと不安だし石鹸洗顔なのだから石鹸で落ちるものでないと困る。

パウダーファンデーションはSPF50で石鹸で落とせるセザンヌのものを買い、日焼け止めクリームも石鹸で落とせるオルビスのものを買いました。

実際15分以内の外出だけの日はパウダーだけで過ごしてみたらたしかに肌がすごく楽でした。ただ、やっぱり紫外線のダメージを受けないか心配だし通勤は車で40分だしやっぱり日焼け止めは塗らないと……といろいろ葛藤して。

日焼け止めによる肌への負担と紫外線ダメージ、どちらが大きいのか……。どちらをとるのかけっこう悩みどころかなと思います。ちょうどよい日焼け止めアイテムを探すのも大変ですしね。

できるメイクがかなり限られるのが辛い

肌断食では、基礎化粧品を使ったスキンケアはなしですがメイクはしてもOKです。

スキンケア用化粧品に比べて肌にのせている時間も短く、肌への悪影響が少ないからです。ただし、メイクを落とすためのクレンジングは肌への最大の負担となるので、クレンジングを使わないメイクが大前提です。

石けんで落とせるコスメは今はたくさん出ているので、充分今まで通りメイクできるのかなと思ったのですが。

もともと石けん落ちメイクですらクレンジングを使わないと気が済まなくて、その上ダブル洗顔までしていた私。

いざ石けんだけとなると、本当に落ちているのか心配になるので普段のメイクが日焼け止めとパウダーだけになりました。

宇津木先生の本でも、ポイントメイクは綿棒に水や石けんをひたして軽く落とせばあとは普通に洗顔すればOKと書かれていたのですが、そのひと手間が面倒だなと思ってしまったり…。

眉毛だけは描かねば!と思っていたのにいざアイブロウもアイシャドウもせずに過ごしてみると意外と普通でした。きっと他人は全然自分のことそんなに見ていないし、自分が

たまにちゃんとメイクすると「やっぱりメイクはしたほうがいいよな…」と悶々としたり。

メイクはしてもいいけど限られる、取捨選択に疲れます……。

もともとばっちりメイクが好きな人や仕事の関係上崩れないメイクをしないといけない人、どうしてもクレンジングを使わないといけない人にとってはさらにハードルが高いですよね。

反対意見も多くて混乱する

肌断食のことを調べてみるとやっぱり賛否両論いろんな意見があるんですよね。

調べれば調べるほど疑心暗鬼になります。

人によって正解が違うし、自分でやってみて肌の状況を見ながら判断していくしかありません。

自分が実験台になったつもりで、自分に合う方法を……。と考えるととても生半可な気持ちでは継続できないし、マイペースさや自分の軸がないと難しいかなと思います。

肌断食で肌がつるつるのぷるぷるになるわけではない

ハードな肌断食をすればつるっつるのぷるぷるの肌が手に入るのかというと……そんなことはないのがまたつらいところです。

肌断食をして1年経過した人、2年経過した人、4年経過した人の感想の動画をYoutubeでいろいろ見てみたのですが、「思ったほど肌がきれいにはならなかった」という意見も多かったです。

肌断食は自分が本来持っている天然保湿成分を最大限生かして肌を傷めないことが第一。今まで知らず知らずのうちに肌にダメージを与えてしまって肌のバリア機能がぼろぼろだった人が肌断食で本来のバリア機能を取り戻せばたしかに効果は大きいです。

ただ、天然の保湿成分を取り戻したところで加齢で肌の保湿成分は減っていくし限界はあります。

肌断食で肌がめちゃきれいになる!という期待を大きく抱きすぎてしまうと、「頑張ったのに思ってたほどの結果じゃなかった…」となってしまいます。

若くない年齢で始めるときつい

肌断食のハードさはやはり始める年齢によっても大きく違うように感じました。

年齢が上がるにつれて肌のターンオーバーも遅くなるし天然保湿成分も減っていきます。

たとえば間違ったスキンケアやクレンジングで肌荒れしてしまっただけの20代前半なら肌断食で取り戻せるスピードは早いかもしれませんが、肌の保湿成分がそもそも少ない年齢の人が肌断食をしても回復は遅いはずです。

肌はこれまでのスキンケアやメイクに順応して慣れているので、しっかりクレンジングしてたっぷり保湿してきた期間が長ければ長いほど、肌断食というシンプルなケアに慣れるまで時間がかかります。

私は年齢が上がったからこそ、肌に余計な負担をかけないように肌断食を始めましたが、スキンケアをすべて捨てるのではなく効果的な成分は取捨選択して適宜補っていくべきではないかと心がゆらぐ日々です。

どちらが正しいのか、そこに正解はないからこそ年齢の壁は悩ましい問題です。

肌断食はやめたほうがいい?まとめ|ストイックにならず肌断食なら続けられる

肌断食はやめたほうがいいのか、実際にやってみて感じたことを紹介しました。

正直肌断食はまともにやろうと思うとストイックすぎる、ハードすぎる面が大きいです。そして結果が出るのは遅く、期待するような結果になるとは限らない。

いろいろダラダラと書いてしまいましたがやめたほうがいい理由、やめたくなってしまう理由はたくさんあるんです。

ただ、それでも肌断食という考え方に出会えて良かったなとは感じています。とくにクレンジングをやめたのは良かったし、日焼け止めやメイクを見直すきっかけになったのも良かった。

間違った肌断食で肌が逆に荒れてしまうこともあるので、正しい肌断食をちゃんと知った上で試行錯誤しながら自分に合ったケアをしていくのがいいかなと感じました。

なので私が選んだのはストイック過ぎないマイペースなゆる肌断食。クレンジングはしない、石けん洗顔、メイクは最小限、でもスキンケアは少しする、というような感じです。肌断食のすべてを守ることはできないけど、できる範囲で肌に負担をかけないようにケアしていくつもりです。

肌断食ちょっと厳しいかな…やめたほうがいいかな?と悩んでいる人の少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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